掃除

 ゴールデンウィークの過ごし方って,変わらないですね。時間ができると,やることは,掃除や部屋の片付けしかないですね。

 5月だというのにマスクをして,要は,紙の処分です。

 紙ぐらい重くて,再利用(発見)するために多大な時間を要するものはないですね。今は,複合機でも,ファックスを電子的に受けることができますし,ScanSnapなどできの良いスキャナがありますから,通常の連絡程度のことについて紙はほぼ不要です。iPad+Apple Pencilがあれば,PDF上に署名してメール等で返信することなどもこの3年ほどの間に実に容易になりました。

 神奈川県弁護士会の委員会も今年度からは,基本的に,すべての委員会で,原則として,紙資料の配布を止めることになったようですが,問題は,子どもたちの学校の方ですね。毎日毎日紙が多過ぎます。メールも,LINEも好きではありませんが,何か電子的に送付してもらえないものでしょうか。運動会でも,PTAでも,紙をもらったときと,そこに書いてあることを実行するときの間には,1か月以上もあったりしますから,とても紙のままで管理することなどできないですね。

 

 結局半日もやると,45Lの大きなビニール袋で4袋,5袋とゴミが出るという始末です。

 

 こういった負荷の低い,しかし,続けなければならない作業のお供には,長く切れ目なく聴ける音楽が最適です。

 この3年間に新しく入ったサービスの一つに,ベルリンフィルのDigtal Concert Hallがあります。こんなことをされては他のオケは堪らないというようなサービスですが,今日はせっかくなので,少し長いやつを観ようと思って,ラトル指揮,ピーター・セラーズ演出のヨハネ受難曲を楽しみました。最近のデジタルの画質は,曲の進行に合わせて,歌手の顔面が紅くなっていくところも,明瞭に映し出しています。(今のところ,日本語の字幕は出ないですが,)照明や演出も,ごみを捨てながら観ていても感じられる程,とっても分かりやすくて,特に,群衆の扱いが秀逸に思えました。

 いつの世にも,大衆はうつろいやすく,人は後悔を繰り返す動物なんですねぇ。合唱のメンバーにつけたダンスビートで踊るような振り付けが,大衆の附和雷同さを上手に表現しているように感じました。